グラスホッパー(映画)
生田斗真さんが出てるのか、よっしゃ見よ~ってなったわけですが。
難しかったです。
難しかったにつきます。
実は伊坂幸太郎さん苦手で。(苦手な作家さん以外と多い私ですが)
映画で抵抗なくなって読めるようになったら良いよね~と思ったものの、映画も難しかったです。むしろ、原作を読んでみたくなりました。
でもなんか結構原作と違うらしいですね?
奥さんには名前がないとかなんとか…。
私は波瑠さんが好きなので可愛いな~って見てたわけですが。
蝉と鯨の戦い?のところはかなり見応えがありました。
というかむしろ、そこしか見せ場がなかったような…。
全体的に分かりにくいのがネックなんでしょうけど、なんでここでこの人がこの女の人に殺されるの?!とか、あれこの二人さっき死んだのになんで立って笑ってるの?!(どうやら幽霊だったらしい)など。
結局なんか三人の映画って感じがしなかったなぁ。
いろいろ疑問の残る映画でした。
だからこそ自分の中で答え合わせをしたいので、原作読もうと思います。
Mr. & Mrs. Smith
男女のバディものは素晴らしいですね!
設定がたまんなく良かったです。
スミス夫妻は結婚5、6年目。
お互いなんだかはまらない夫婦生活を送っていた。
実はお互いがお互いに「秘密」を持っていて…。
実は夫婦どちらもが違う組織の殺し屋だった!
というストーリー。
なんですが。
設定はめちゃめちゃ面白いと思いました。
が、前半の入りは少し見づらかったです。ん?なんでインタビュー?今始まった?みたいな気分に。
で、真ん中の夫婦同士の銃撃戦らへんまでは面白かったのですが、なんだかオチが微妙でした。
いや、訂正。オチの
「セックスの質問して」
「あー、10点満点でいうと?」
「10点」
このオチは良かった。インタビューに戻るのも面白い。んですが、その前の戦いの結果は?!結局「勝った」ってことなの?!みたいな。ちょっと腑に落ちない終わりでした。
ただ、ジェーンがめちゃめちゃ色っぽいし、特に車で逃げながらバンバン打ち込むシーンとかはおおお、流石…って感じで。ああいう場面で女性が運転したり強かったりすると萌えますよね。
あとは、効果音が良かった。
キッチンのシーン等々、ナイフの音とか爆撃音…視覚以上に聴覚に訴えかけてるのは非常に見ていてどきどきでした。
ズートピア
見てきました!ズートピア!
ディズニー映画ってなかなかに好み分かれますし、ううんあんまり好きじゃなさそう、と思って行ったのですが…。
あぁ~こここういう社会問題を取りあげてるんだ~
はは~なるほどここはこういうメッセージがあるんだ~
と色々見ていくうちに思ったのですが、最後のニックの
「俺のこと好きなんだろ?」
か、か、かカッコイイ~~~~~!!!!
このセリフにやられました。というか色々面白い作りしてるな~とか考えるところはあったのですが、一番の感想としては、ニックとジュディが可愛すぎて、か、かわいい!!しか出てこなかったです。
私のすんでる地域では、日本語吹き替えバージョンしか放映していなかったので、強制的に吹き替えなんですが、いやこれはむしろ吹き替えで見てよかったなと思いました。
上戸彩さんだ、とテレビで聞いた時はイマイチじゃ…と思ったんですが、めちゃめちゃよかったです。「上戸彩さん」じゃなくてジュディになっていました。ほんと、それくらい忘れました。
ニックはもう流石としか言えないです。森川さんは本当ベテランで…カッコ良いし切ないしたまらなくなりました。
ということで総じてニックとジュディが可愛かった、声のキャストも素晴らしかったです。
で、中身。
「ただの面白い映画じゃない、差別とかを示唆してるんだって」
と前評判で散々聞いて萎えてたんですが(天邪鬼なもので)いやこれはうまく作られているなと思いました。
・人種差別(メインテーマ)
・性差別
・地域格差
・マスコミ報道
動物世界に現実世界を落とし込むことで、ここら辺のことが描きやすくなってるんだろうな、と。
「正解がもし100人の村だったら」を思い出しました。
まずあの田舎感。
こちとら田舎に住んでいるもので、めちゃめちゃ心にくるものがありました。いるよね、ジュディみたいな女の子。それで、ああいう親も。
小さい世界で生きている人たちをうまく描いている。
で、田舎からズートピアに電車で向かうシーン。ここ、個人的に一番最初の泣きポイントでした。
あぁ~都会ってこんな感じだよね、わかるわかる。と思いました。
人種差別、性差別については言わずもがな。
ニックの過去の話が一番切なかった。悲しいことを強いられるのは必ずしも世間一般の「弱いもの」ではないのだな、と。
マスコミ報道。これもわかりやすい。
報道は常に正しいわけではない。事実を歪められて伝わることだって普通にあり得る。
全体とて、やっぱり現実世界の落とし込みが本当に上手かった。
し、映画全体としてもダレることなく観ることができました。
黒幕はまぁ正直途中からわかりやすくはなるんだけど…あらかじめ期限が決められた中での捜査、なので、見てるこっちもそわそわ、というか。ある意味スピード感がありました。
それでやっぱり時が過ぎるとともにニックを好きになっていっちゃうんですよね。笑
見ている人みんなだと思うんですけど、ジュディがニックに二回目に会いに行く「また頑張りすぎちゃって…」のシーンはもう本当たまんないですよ。
兎にも角にも、総じてめちゃめちゃ良い映画でした!(小並感)
見てない人は間に合うように映画館へGO!
Re:LIFE
ーー脚本を書くということは、大海原に飛び込むようなものだ。
ラブコメをたくさん書かれてらっしゃる監督さんの書いた作品だからみやすいだろうと思って見始めました。
いやしかしラブコメ、ではなかったですね。ヒューマン映画。って言うんでしょうか?
どうしようもない男、キース・マイケルズが主人公。
彼は落ちぶれた脚本家で、大学教授としてリスタートを切る、という流れ。
前半は本当どうしようもない。
生徒と寝るし、授業は1ヶ月の休校、酒に酔って暴言を吐く始末。
けれど、途中のある授業で彼は変わっていく。何度も何度も失敗しながら、新しい人生を歩んでいく…。
映画が好きならたまらない映画だと思う。随所随所で映画の話が出て、あ〜それもみてみたいな〜って思いながら見ました。
(余談ですが、回転木馬のシーンが「抱きしめたい」を彷彿してちょっと「おお…」となった、という話もあり…)
個人的に一番響いたのは、
「君はどうしてそれ書いた?」
「何を伝えたい?」
「君の好きな作品はどんな話だ?」
というくだり。
「何を伝えたいのか?」これが、今の自分に一番足りないものなのかもしれない、と思った。常に考える、考え続ける必要がある。人間だものね。
まぁとにかくも、最後のシーンがよかったです。
息子からの電話。良い終わりだ…。
やっぱり読後感、というかその見終わった後が爽やかな映画は良いと思います。
あとは、エンディング。
モンスターズインクみたいで楽しかった!バクマンのエンディングも秀逸ですよね。コナンのエンディング終わりの小話も面白いけど、最後まで飽きさせないつくりの映画というのは本当に良いものです。